普段は漫画ばかり読んでいるのですが、特に気に入った本があるので、感想まとめてみました。
『あやうく一生懸命生きるところだった』
あやうく一生懸命生きるところだった【電子書籍】[ ハ・ワン ]
2ヶ月後に40歳になる。そんなときに書かれた、会社を辞めることを決めたイラストレーターさんのエッセイです。
特に気に入っている箇所をピックアップしようと思います。
自由を売ったお金で自由を買っている
引用:あやうく一生懸命生きるところだった
結局、そうやって働いているんだよなぁ、と思ってしまいました。
私自身、そこまで働くことにやりがいみたいなことは、感じていなくて、
時間や自由を売って、なんとか生きているといった感じだったので。
割に合うかを考えてしまうと、自由を買っている瞬間にそうでもないなと思ってしまった時点で働くことをやめてしまいそうで、かなり危うい状態に自分がいることに気が付かされました、、
期待に満たない自分の姿だって、捨てたもんじゃないと思って生きるほうがいい。
夢を叶えられないと幸せになれないなんて、思い違いもいいところだ。引用:あやうく一生懸命生きるところだった
考え方次第で、自分が幸せかどうかなんで決まってしまう。
できなかったことを嘆くのではなく、もっと自分の人生を謳歌していきたいと思うようになりました。
誰かが褒めてくれるわけでもないのだから。
本当に恥ずべきは、この年で何も持ち合わせていないことではなく、自分なりのポリシーや方向性を持たずに生きてきたという事実のほうかもしれない
引用:あやうく一生懸命生きるところだった
ここが特に、考えさせられました。何かを持たないといけないという不安は常にあって、自分の方向性なんてあったかなぁと思いました。
自分もおそらく、一般的にそうだからその方がいい、それだけで生きてきた気がします。
自分が本当にしたいことをもっと考えていきたいと思いました。
そして、自分の選択は、そんなに悪くないんじゃないかなと思えるようにしたいと思いました。
今、私がほしいタイミングでこの本が読めたことがとても嬉しいです。
きっと、この言葉が欲しいと思っている方に届いてくれるといいなと思いました。
ちょっと疲れて、生き方について考えている人にぴったりな一冊だと思います!
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